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スレート屋根補修で注意すべき落とし穴とは?

スレート屋根補修で注意すべき落とし穴とは?

スレート屋根の補修は本当にできるのか?

「屋根の一部分だけ直すことはできますか?」
外装リフォームの相談で、よくいただく質問のひとつです。

スレート屋根の場合、見た目は一枚一枚の板状になっているため「部分補修できそう」と思われがちです。
実際、釘で固定されているスレートを切り、接着剤で新しい部材を差し込む補修方法が存在します。

しかし、この方法には大きな落とし穴があります。

  • 釘を切る特殊な工具を使う必要がある

  • 新しいスレートは接着剤で固定するしかない

  • 見た目は直っても耐久性に不安が残る

SNSで「スレート屋根の部分補修をやってみた」という動画もよく見かけます。
たしかに一時的には直せるように見えますが、プロの目線で見ると多くの不安要素があります。

動画で見たい方はこちら!

スレート屋根補修のリスクと問題点

接着剤で止める補修の寿命と不安要素

本来、スレート屋根は釘でしっかり固定されているものです。それを接着剤で留めると、施工直後は問題なくても、数年後に接着力が落ちた際に外れてしまう可能性があります。
「そこだけ弱くなって、先に抜けてしまう」というリスクがあります。

防水シートの重なり・雨仕舞の問題

屋根の構造は、下から順番に防水シートと屋根材を重ねて施工することで雨水を流す仕組みになっています。
部分的に剥がして補修すると、この重なりに影響が出て雨漏りの原因になる恐れがあります。

補修部分から広がる腐食リスク

部分補修をしても、下地のベニヤや垂木がすでに腐っている場合は根本解決にはなりません。
これについては、開けてみなければわかりませんが、屋根の上を歩いたときの感覚で判断することもあります。
補修工事で済ませようとしても、しっかりと診断した結果、工事が大掛かりになることも少なくありません。

職人の経験や技術による施工品質の差

さらに問題なのは、部分補修のような応用的な施工は職人の技術力によって大きく仕上がりが変わる点です。
経験が浅い職人では正しい雨仕舞ができず、不具合を抱えたままになってしまうケースもあります。

 

なぜスレート屋根は「補修」ではなく「葺き替え」や「カバー工法」が望ましいのか

スレート屋根の補修は「できる」けれども「おすすめできない」というのが結論です。

理由は以下のとおりです。

  • 接着剤での補修は長持ちしない

  • 下地の腐食が隠れていると再発リスクが高い

  • 結果的に工事費用が余計にかかる可能性がある

一方、屋根全体を新しくする「葺き替え」や、既存のスレートを残して上から金属屋根などをかぶせる「カバー工法」であれば、根本的に雨漏りや劣化を防ぐことができます。長期的に見れば、こちらの方が安心・安全でコストパフォーマンスにも優れています。

スレート屋根以外の屋根材との違い

瓦屋根の場合

瓦は一枚ずつ独立しているため、割れた瓦だけを交換できます。
ただし、釘で留めてあるケースでは、結局上から剥がしていく必要があり、手間はかかります。

ガルバリウム鋼板の場合

金属屋根は完全に一体化しているため、部分補修は基本的に不可能です。
小さな凹みであっても、一列もしくは一面を剥がして直すことになります。

アスファルトシングルの場合

部分的にカットして新しいものを貼り付けることは可能ですが、こちらも応急処置的な意味合いが強く、根本的な補修にはなりません。

屋根工事は信頼できる業者に相談しましょう!

スレート屋根補修は、理論上は可能ですが、実際には「応急処置」以上のものにはなりにくい工事です。
だからこそ、信頼できる業者に調査を依頼することが大切です。

  • 経験豊富な業者なら補修ができるか否か判断できる

  • 現場調査で下地の腐食状況を見極められる

  • 将来的に無駄な出費を避けられる

「できれば全部剥がして直したい」というのがプロの本音です。
安心して暮らすためには、部分補修に頼らず、根本的な解決策を選ぶことをおすすめします。

まとめ|「スレート屋根の補修」は安易に選ばないで!

スレート屋根の補修は、一見すると簡単そうに思えますが、実際には大きな落とし穴があります。

  • 接着剤による固定は耐久性に不安がある

  • 防水シートや雨仕舞が崩れる可能性がある

  • 下地の腐食が残ってしまうと雨漏りが再発する

だからこそ、「部分補修」よりも「葺き替え」や「カバー工法」が安心です。

当社では無料点検を行い、屋根の状態に合わせた最適なプランをご提案しています。

「うちのスレート屋根は補修で大丈夫なのか?」「葺き替えやカバー工法が必要なのか?」といった疑問がある方は、お気軽にリホーム絆へご相談ください!

→お問い合わせはこちら!

 

 

 

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