blog

築25年〜30年のスレート屋根、塗装は危険?カバー・葺き替えの判断基準

  • YouTube
築25年〜30年のスレート屋根、塗装は危険?カバー・葺き替えの判断基準

「築28年のスレート屋根なんですが、今まで一度も塗装していません。この場合、塗装できますか?」

YouTube視聴者様から実際にいただいた、このような質問にお答えします。

こういったご相談はとても多いです。

.
結論から言うと、築25〜30年のスレート屋根は「塗装できる場合もあるけれど、できない場合もある。」となります。

特に、長年ノーメンテナンスで放置されていたスレート屋根は、塗装の難易度が一気に上がります。
この記事では、築25〜30年のスレート屋根について

・塗装できる/できないの判断基準

・塗装が危険になりやすい理由

・カバー工法・葺き替えの考え方

・アスベスト・2025年4月以降の建築確認の注意点

このあたりを、できるだけ分かりやすく解説します。

 

動画でご覧になりたい方は、こちら!↓

 

築25〜30年のスレート屋根は「塗装できるかどうかは状態次第」

まず大前提として、現場を見ないと断定はできません。
同じ築28年でも、

  • 立地、日当たり

  • 使われている屋根材

  • 過去の補修歴

  • 屋根材の劣化の進行具合

で、状態がまったく違うからです。

ただし、築25〜30年ほどで長く放置されていた場合は、一般的な「3工程(下塗り・中塗り・上塗り)」で収めるのが難しいケースが多くなります。

つまり、塗装できるかどうかの本当の分岐点はここです。

なぜ築25〜30年のスレート屋根は“塗装が危険”と言われやすいのか

「3工程(下塗り・中塗り・上塗り)」ではまず収まらない

築25〜30年のスレート屋根で、しかも長年放置されていると、表面が劣化していることが多く、塗装を始めると…

下塗り材をものすごく吸い込みます。

この状態になると、一般的な

  • 下塗り1回

  • 中塗り1回

  • 上塗り1回

という「塗料カタログの仕様書通りの塗装」では良い施工になりにくいのです。

下塗りが増えて「4〜5工程」になることも

 

下地の吸い込みが激しい屋根では、

  • 下塗り1回では足りない

  • 2回でも厳しい

  • 場合によっては下塗りを3回入れないと止まらない

ということが起きます。

結果として、施工が 4〜5工程 になることも珍しくありません。

ここでのポイントは、単に「回数が増えて大変」という話だけではなく、それだけ屋根材自体が傷んでいる可能性が高いということです。

スレート屋根塗装をするなら「工程の現実」を理解するのが重要

見積もりは「塗る回数」ではなく「下地の状態」で決まる

築25年以上のスレート屋根塗装では、見積もりの比較で失敗しがちです。

なぜなら、同じ「屋根塗装」でも実際は

  • 下地が良い屋根=標準工程でいける

  • 下地が悪い屋根=下塗りが増える/工程が増える

というふうに別物だからです。

つまり、安い見積もり=得とは限りません。
むしろ、下地が悪いのに工程が少ないと、短期間で不具合が出るリスクが高くなります。

「塗装で延命できる屋根」と「塗装しても持たない屋根」がある

ここを誤解している方が多いのですが、屋根塗装は万能ではありません。

塗装が良いのは、

  • 屋根材がまだ健全で

  • 防水性の回復で寿命を伸ばせる状態

のときです。

一方で、屋根材の劣化が深い場合は、塗装しても根本改善にならず、結果的に「高い買い物」になってしまうことがあります。

ガルバリウム鋼板への変更は正解?「カバー工法」と「葺き替え」の考え方

よくいただくご相談の中で出てくるのが、

「塗装じゃなくて、ガルバリウム鋼板にした方がいいですか?」

という質問です。

.

ここで先にお伝えしたいのは、築年数が古い(築25〜30年など)からといって、必ず葺き替えが必要とは限らないということです。

カバー工法という施工方法でよい場合がほとんどです。
(※下地の状態によります)

葺き替えだと「アスベスト処分費」がかかる可能性がある

今回の相談のように、すでに「アスベスト入り」と分かっている場合、葺き替え工事では

  • 既存屋根材の撤去

  • 適切な処分(産廃)

が必要になるため、処分費が乗ってくる可能性があります。

アスベスト入りの建材に関しては、処分費が高額になりやすいです。

つまり、葺き替えは「良い工事」ですが、費用が上がりやすい工事でもあります。

状況によっては「カバー工法ができない」ケースもある

カバー工法(既存屋根の上に新しい屋根を被せる方法)は魅力的ですが、どんな家でもできるわけではありません。

例えば、

  • 下地が傷み過ぎている

  • 雨漏りや腐食が進んでいる

  • 屋根の形状・納まりが厳しい

など、状態によってはカバーが難しいことがあります。

だからこそ、診断したうえで工法を決めることが重要です。

【要注意】葺き替え工事は建築確認が必要になる可能性も

屋根の工事で野地板まで剥がす(下地に手を加える)という工事になった場合、2025年4月以降は建築確認手続きが必要になるケースがあります。

国土交通省の資料でも、木造戸建等の「大規模なリフォーム」は2025年4月以降、建築確認手続きの対象になり得ること、また“主要構造部(屋根等)の過半の改修”が基準になる旨が整理されています。
また、自治体(例:埼玉県)も、令和7年4月1日施行の改正について周知しています。

建築確認が必要になると「手間と費用」が増える

建築確認が必要になると、単純に

  • 手続き

  • 審査期間

  • 追加コスト

が発生しやすくなります。

さらに、確認申請を出したことで

「この建物は基準に準じていないので、こっちの工事も必要です。」

と、今まで見過ごされていた部分まで指摘をされてしまい、工事箇所が増えてしまう可能性もゼロではありません。
(案件により異なるため、これは“可能性として知っておく”程度で大丈夫です。)

 

「塗装前提」で考えず、診断から決める

築25〜30年のスレート屋根の工事で一番おすすめの進め方は、こちらです。

1)まずは診断(屋根の現状を確認)

  • 使われている商品(屋根材)の種類
  • ひび割れ・欠け

  • 反り・浮き

  • 苔や汚れの程度

  • 下地の傷み(可能な範囲で)

このあたりを、知識のある診断員がしっかりと診断することが大切です。

2)塗装/カバー/葺き替えの“向き不向き”を整理

診断結果に基づき、

  • 塗装が成立する状態か

  • カバーができる状態か

  • 葺き替えが必要な状態か

このあたりを整理します。

3)見積もりで比較すべきは「金額」より「工程の妥当性」

特に築年数が進んだ屋根では、ここが重要です。

  • 下塗り回数の考え方

  • 工程数

  • 施工の前提(下地の状態)

このあたりを丁寧に説明してくれる業者が良いでしょう。

 

まとめ|築25〜30年のスレート屋根は「現状をしっかり知ること」が重要

最後に要点をまとめます。

  • 築25〜30年のスレート屋根は、状態次第では塗装できる

  • ただし長年放置だと、下塗りの吸い込みがあるため、3工程はまず厳しい(4〜5工程になることも)

  • 葺き替えは万能だが、アスベスト処分費がかかる可能性がある

  • 2025年4月以降、葺き替え工事では建築確認が必要になる可能性があるため注意

  • カバー工法は屋根の状態次第ではできない可能性があるので、診断→工法決定が安全

築年数が浅くても古くても、

とにかくまずは、知識のあるスタッフに診断してもらうことが大切です。

リフォーム業界は、屋根材について詳しくない人間が現場に来て見積もりをすることも多いため、不適切な工事をされてしまう施主の方々も非常に多いです。

そうなると、失敗した工事を直すためにさらに費用がかさんでしまいます。

そのような失敗をしないためにも、しっかりと知識のある業者に診断を任せるのが最善です。

.

ぜひ弊社、リホーム絆へご相談ください!

.

.

→お問い合わせはこちら!

 

 

 

ACCESS

施工エリア

東京、埼玉、神奈川全域で対応

その他詳しい施工エリアはこちらをご覧ください。

施工エリア