よくある疑問 〜リフォーム工事の相場ってどうなの?〜

リフォーム工事の適正金額は?
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リフォーム工事の適正金額は?

お客様からは、「適正金額がわからない」というお声をよく伺います。

店頭に並んでいるような商品であれば、「このテレビは高い。」「この冷蔵庫は安い。」という風に判断が出来ますが、リフォーム工事はそうもいかないため頭を抱える方々が多いです。

なぜ適正な金額が分かりにくいかというと、施工する業者によって以下のような点が異なるためです。

  1. 施工方法が違う(塗り回数・細かい仕上げ作業など)
  2. 使用する塗料の種類が違う
  3. 使用する塗料の量が違う
  4. 工期が違う

このあたりのポイントが分かると、”適正金額=平均値ではない”ということも理解できるので、解説致します。

金額の違い

①施工方法が違う

施工方法が違う

驚く方も多いのですが、同じ塗装工事でも3回塗りをする業者もあれば、1回塗りで仕上げてしまう業者もあります。
当然3回塗りの方が品質が良いのはお分かり頂けると思いますが、その分費用はかかります。
(塗料の種類により、2回塗りや5回塗りが推奨されているものなど、様々です。)

また、「エアコンの配管のテープを巻き直してくれる・巻き直さない」、「カバーを外して裏側まで塗装してくれる・してくれない」など、お客様からはなかなか分からないポイントが山ほど存在します。

シバケン

安い工事には、安いなりのワケがあり

②使用する塗料の種類が違う

使用する塗料の種類が違う

フッ素・シリコン・ウレタン…など、様々な塗料が各メーカーから販売されています。
業者によって使用する塗料が違うため、この点もチェックが必要です。

また、「自社のオリジナル塗料です」と謳っている商品の多くは、OEM(オーイーエム)といって、他社が製造している商品のラベルを変えただけのものです。

他業者との差別化を図るために、よく使われる手法です。
塗料は全く同じなのに、自社ブランドとして使わせてもらうための費用が上乗せされるので、通常より高い金額で買うことになってしまいます。

シバケン

「自社オリジナル塗料」には注意が必要です

③使用する塗料の量が違う

使用する塗料の量が違う

塗料の使用量のことを、業界では「塗布量」と呼びます。
「1㎡あたり50㎡」というようにカタログなどに表記されます。

例えば、とある家の外壁の面積が150㎡だったとします。
1缶(15kg)で50㎡塗ることができる塗料を使用すると、150㎡÷50㎡=3缶 となり、塗料缶を3缶使用する必要があることになります。(実際には下塗り材なども必要なため、さらに多くの塗料缶が必要です。)

このように、メーカーは「この塗料は50㎡に対して1缶使わないと、ちゃんと効果が発揮されませんよ!」ということをカタログに書いています。

しかし、これを守らない業者が非常に多いのが現状です。
本来3缶必要なところを、材料代を浮かせるために1缶で仕上げてしまっても、キレイに仕上がってしまうことがあります。
そのため、バレることはなかなかありません。また、この基準を守るための法律もありません

業者は「3缶使うなんて約束はしていないし、見積もりにも表記していない。」と言えば逃げ切ることができます。

「塗装工事の保証があれば大丈夫」と思われる方々も多いのですが、塗装工事の保証というのは一般的に「塗膜の剥がれ」のみです。(契約書の約款などに記載されます。)

そして、業者の対応は”剥がれた部分を補修すること”だけです。
つまり、すぐに汚れたり、コケが生えたり、ひび割れをしても対応してもらえません。
塗装が剥がれてきた場合でも、剥がれた部分だけ補修して終わりです。

シバケン

安いだけの工事がいかに怖いものか、ご理解いただけると幸いです

④工期が違う

工期が違う

「工事が早く済んだらいいな。」
と考える方々も多いかと思われますが、早い工事には要注意です!

なぜなら、手抜きをされている可能性があるからです。

塗料のカタログには、基準となる”乾燥時間”が記載されています。
例えば、「外気温が23℃の場合、塗装して5時間以上乾燥させてから塗り重ねてください。」というような内容です。

そのため、1日に3回塗り重ねてしまうような業者には要注意です。
塗料の乾燥時間を考えると、どんなに多くても、1日2回塗りまでが目安となります。

例えば、A社とB社の屋根塗装工事の工期を比べたとします。

A社:4日間で完了

B社:6日間で完了

一般的には、工事が早く終わるのは「段取りが良いから。」「職人さんの腕がいいから。」「頑張って進めてくれたから。」と前向きに捉えられてしまいます。

しかし内訳を見てみると、このようになります。

A社

  • 足場組立 / 1日
  • 洗浄作業 /1日
  • 塗装作業 / 1日
  • 足場解体 / 1日
  • 計4日間

B社

  • 足場組立 / 1日
  • 洗浄作業 / 1日
  • 塗装作業 / 3日
  • 足場解体 / 1日
  • 計6日間

乾燥時間や塗布量の知識を入れた後でこの内訳を見れば、B社の方が安心だということがお分かりいただけると思います。

塗装作業が短く済んでしまうのは、“塗装の塗り回数を減らしている・塗料を少なくしている・乾燥時間を守っていない”ということに繋がりやすいのです。

まとめ

以上の①~④の違いだけでも、金額に差が出る理由がお分かりいただけるかと思います。

しかし、普通はこのような内容を消費者の方々は知りません。
「できるだけ安く済ませたい!」と思う人のほうが多いはずです。

業者はそこに目を付け、出来るだけ安く見えるように「59.8万円で屋根外壁塗装が出来ます!」というチラシなどを作成します。

このような業界になっているため、仮に10社の見積もりを取って比べたとしても、その平均値が安全な価格帯ではありません。

シバケン

適正金額は、家の劣化状態や使われている素材、工事の内容によって変わります。
お見積もりを取る際は、丁寧に根拠も交えながら説明してくれる業者をおすすめ致します。

リホーム絆では、屋根や外壁などの無料診断を行なっております。
しつこい営業などはありませんので、お気軽にお問い合わせください。

リフォーム工事の適正金額は?

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