外壁工事

 

外壁の種類

外壁材の種類によって、メンテナンスの仕方は様々です。
中には塗装をしない方が良い素材もあります。
ご自宅の素材のことを良く知るにはインターネットなどの情報だけに頼るのでなく、詳しい診断も行うことをおすすめ致します。

モルタル

砂とセメントを水で練り混ぜて作られる外壁材です。

ラス網と呼ばれる金網に左官をして作る場合や、もともと出来上がっているラスカットという外壁材を張っていく場合など、様々な工法があります。

モルタルは耐火性に優れ、耐久性の高い外壁材として古くから使用されている外壁材です。

経年劣化により表面の塗装の膜が弱くなってくると防水性が低下するため、雨水を弾きにくくなり、染み込みやすくなります。
その結果、表面に苔が生えたり、ひび割れが発生する場合があります。
また、地震の揺れなどの影響でひび割れ(クラック)が入ることが多い外壁材です。
ひび割れが発生した場合、その割れから雨水が浸入し、内側の柱などを腐食させてしまうケースもあるため早めの修繕がおすすめです。

 

窯業系サイディングボード

サイディングボードは大きく分けて2種類あり、「窯業系サイディングボード」と「金属系サイディングボード」の2つに分かれます。
「窯業系サイディングボード」はセメント系のもので、「金属系サイディングボード」はガルバリウム鋼板のものが一般的です。

新築時にパネル状の外壁材を張って施工していくため、工期も早く、施工性が良いことから多く普及しています。

窯業系サイディングボードの特徴としては、パネルとパネルの繋ぎ目などにシーリング(コーキングとも呼ばれる)が打たれていることです。
※シーリング目地が無い場合もございます。

このシーリング材は最初は弾力性がありますが、紫外線などの影響により、徐々に硬くなっていきます。
その結果シーリング材が割れたり、痩せたりしてしまい、隙間が空くことで雨水が入りやすくなります。

 

ALC(軽量気泡コンクリート)

ALCは、軽石のように内部に無数の気泡が存在している、軽量なコンクリートの外壁材です。
新築時はサイディングボードと同じように、パネルを並べて張っていく工法です。鉄骨造の建物に多く使用されます。
モルタルと同様、耐火性に優れています。

他の特徴としては、サイディングボードよりもサイズが小さいため(高さ3m×幅0.6mなど)、シーリング目地のm数が非常に多くなります。
その分、シーリング目地の補修の費用が多くかかります。

また、内側には軽石のような沢山の気泡が存在するため、ひび割れなどから雨水が浸入すると、雨水が広い範囲に浸透しやすいという特徴もあります。

ひび割れやシーリングの劣化が雨漏りに直結しやすい外壁材です。

 

コンクリート 打ちっぱなし仕上げ

RC造(鉄筋コンクリート造)の表面をそのまま活かした仕上げです。
新築時には表面に透明な撥水材が塗られることが多いのですが、撥水材の耐久性は高くないものがほとんどです。

RC自体は耐久性が非常に高く、耐震性・防音性などにも優れており、高級感のある外壁です。

塗装によるメンテナンスを行う場合は、事前に打診検査を行うことをおすすめ致します。
経年劣化によりコンクリートが部分的に浮いてきたり、内側の鉄筋が錆びて爆裂を起こしている場合もあるため、しっかり補修をした上での塗装が必要だからです。
目視では判断できない部分も多いため、打診検査が必要です。

また、RC造の建物は、雨漏りが発生すると原因を特定するのが非常に困難なケースが多いです。
劣化を進行させないよう、早めのメンテナンスを推奨します。

 

タイル

「タイル」と一括りに言っても、タイルの種類は様々です。
また、”どんな下地にタイルが張られているか”というのも非常に重要です。
RC造に張っているもの・S造に張っているもの・木造に張っているもの、それぞれに合ったメンテナンスの方法があります。

タイルを保護するための透明な塗料もありますが、塗装しない方が良いタイルもあります。
見極めが非常に難しい素材のため、事前の診断をおすすめ致します。

 

金属系外壁材

昔は「ブリキ」と呼ばれる素材が多く使用されていましたが、
近年では錆びにくい「ガルバリウム鋼板」という素材のものが主流です。
外壁材としてよりも、屋根材として使用されることが多いです。

非常に耐久性が高く、メーカーも「20年保証」「25年保証」など長い保証年数を謳っている商品があります。

ただ、メンテナンスは必要です。外壁材の端部や接合部分などに使われるシーリング材は、ガルバリウム鋼板よりも早く劣化します。そのためシーリング材の補修が必要です。

また、ガルバリウム鋼板も20年~30年くらいで表面が劣化し、メンテナンスの時期が来ます。

 

塗料の選び方

 

塗料は外壁材の種類により選び方が変わりますが、
同じ外壁材でも劣化の状況によって塗料を変えた方が良い場合があります。
(ひび割れが多い場合や、塗料の吸い込みが多いと予測される場合など)

「モルタルはこの塗料」「サイディングはこの塗料」と単純に決められるものではないため、まずはしっかりと建物の素材と劣化状況を診断することをおすすめ致します。

リホーム絆では外装劣化診断士も在籍しておりますので、ぜひお問い合わせください。